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『無彩色の隔壁』について (1)

一部の告知で僕はこの公演の制作について「丸一年」と表現したが、それは一部間違っている。

1年前に何をしていたかというと、ただぼ〜っと「演劇とコラボしてみたいなあ」という思いを抱いていただけだった。しかも演劇ってどんなものって聞かれてもそんなに詳しくは答えられない。まさに横暴の極みである。でも、少なくとも最近の謎解きゲームで出会う「やっつけ仕事のようなチェッカー」をみていると、演劇をしている人たちの力ってすごいんじゃないかって思っていた。でも、良くも悪くもそれぐらいのイメージしかなかった。

それからしばらくして、駒場で演劇をやっている一隅から声がかかった。HACKERSとかいう問題児を見事打ち破って見せた人たちらしいぞ、という話を聞いて、実際に会ってみたら大学の授業ですでに面識がある人だった。ある種運命だな、って思って「こちらこそ」ということになり、コラボが決まった。

そのあと、恥ずかしながら駒場演劇というものを初めて観に行った。エスケープシアターのメンバーの大部分が所属している(あるいはOBOGの)、劇工舎プリズムの『影法師のなき声』という公演。

この公演は、僕の中で衝撃的なものだった。

公演中、僕は必死に頭を回転させ続けた。
そして、必死にいろんなところを観察した。

もちろん時には頭を休めたりしたけど、少なくとも普通の謎解きイベントよりはずっとずっと必死に考えていたように思う。実際、僕みたいな観方を想定して作られたのかは知らないけれど、僕は自然にそうしていた。

カメラが勝手に視界を切り取ってくれる映画やドラマとの違いを実感したのも、僕にとってはこの時が初めてだったように思う。

AnotherVisionのメンバーで観に行ったのだけれど、公演が終わった後、誰からともなく感想戦が始まった。そこでも信じられないような発見がたくさんあった。

今回の公演の告知で「皆様が必死に観察し考え抜いた先には」というコメントを入れたのは、こんな経験がもとになっている。
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